なかなかどぎつい内容でしたな、って事で感想走り書き。
・所々にクズ!カス!死ね!殺してやる!の暴言が連呼されてて何かシュールで笑えた。日常ではめったに使わない言葉だよね。
・カイジが一話に一回はボロ泣きしてたんで、耳から出血してた時は「水分補給しる!」と突っ込みたくなった。
・自分で耳を引きちぎったキ○ガイぶりはアカギを軽く超えたと思う。
・人望にはほど遠い人となりなのに、人を扇動するのがやたらと上手い。この辺がカイジの才能かな。詰めが甘いっつーか単にギャンブルジャンキーじゃないかと思う。金!金!とギラギラしている割にはお金で何をするのかという具体的なビジョンが一切出てこないというのが問題じゃないか。
・不細工キャラが裏切りというのが何だかリアルに感じた。外見がいい奴は心に余裕があるからせこい事はせずに、もっと大きな勝ちを狙うんだよ。安藤はむかつくというよりも哀れに映った。
・石田さんの最後は単純に「いい人」だと言っていいのか…。最後の最後で責任逃れをした純粋な弱者としか思えなかった。人を騙さない、裏切らないってのは人間としては上等だけど、だからこそ「裏切らせない」工夫をしなければその上等さも無為なものに成り下がってしまう。人をよく見ていれば嘘つきかどうかは何となくわかるし、「こいつくせえ」と感じたら回避なり阻止なり出来る訳だ。石田さんみたいな人はそういう事を怠っていたちょっと残念な人。まあその残念ぶりをヤケクソで買ったカイジの気持ちがわかる自分がいる
・利根川の熱弁の合理性はまあよくわかるけど、不合理に身を委ねてこそギャンブルですから、浮き世の正論が生きるか死ぬかの境地で何の役に立つかって話。上から目線で相手を精神的に追いつめるというこうかはばつぐんだ!まあそんな口先三寸技術よりも評価すべきはやっぱりの根性焼き土下座の勇姿でした。ミスをチャンスに繋げる…かどうかは兵頭先生次第。
・兵頭は顔がキモイだけの老獪と思ったら、案外優しいじいちゃんでした。わざとカイジに勝利のチャンスを与えたというのにスルーされて残念。借金倍増・耳、指破損という悲惨な結末なのに、ワシにかかってこいウワッハッハ~!というオチが昔の少年漫画みたいでなんだか清々しかったな。
・もしもアカギがカイジだったら、勝負の後は骨も残さないとかほざいて無限倍プッシュ→50億位むしり取った頃合いに流石に止められて東京湾に沈められる→安岡から救出されてまたも説教食らうというオチ
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